林原ヘスペリジン®S

林原へスぺリジンS_キャッチ
1989年、林原は独自の「酵素による糖転移技術 *1」により、業界で初めて、ヘスペリジンにグルコースを付加することに成功しました! この技術により、難水溶性のヘスペリジンの水溶性を約10万倍まで高め、 「林原ヘスペリジン®S(糖転移ヘスペリジン)」として販売しています。 林原が糖転移ヘスペリジンの開発を始めたきっかけは、同じ糖転移技術を使った安定型ビタミンCの研究中に、ビタミンCを助ける素材としてビタミンP *2 に注目したことでした。 これまで、ビタミンPに関する臨床データを含む様々な薬理作用が発表されてきた中で、ヘスペリジンの研究開発に着手し、糖転移ヘスペリジンが誕生しました。
*1: 酵素の働きにより物質へ糖を結合させることで、物質の安定性や水溶性を付与または向上させることができます。 長年の酵素研究で培った世界に誇る林原の得意技術の一つです。
*2: ビタミンPは、ビタミンに近い働きをするビタミン様物質で、ヘスペリジン、ルチン、ケルセチン等の総称です。
林原では、この糖転移ヘスペリジンに関する試験・研究を積極的に行っており、エビデンスも揃っております。 林原は「ヘスペリジン研究会」に協賛しています。
柑橘由来の多機能ポリフェノール!
林原へスぺリジンS_製品写真
林原へスぺリジンS_構造式

林原ヘスペリジン®Sとは

みかんやゆずなどの柑橘類に多く含まれるポリフェノールの一種であるヘスペリジンの水溶性を、林原独自の糖転移技術で約10万倍までに高めることに成功した糖転移ヘスペリジンです。さらに体内への吸収性も向上し、ヘスペリジン本来のビタミンP作用を引き出すことにも成功しました。 【特定保健用食品の関与成分】 林原へスぺリジンSの主成分「モノグルコシルへスぺリジン」を関与成分とする商品が、特定保健用食品として消費者庁に許可された実績があります。 【機能性表示食品の機能性関与成分】 林原へスぺリジンSの主成分「モノグルコシルへスぺリジン」を機能性関与成分とする商品が、機能性表示食品として消費者庁に届け出られた実績があります。

原材料名表示

食品に使用した場合の原材料名表示です。 【添加物表示】 酵素処理ヘスペリジン、糖転移ヘスペリジン、糖転移ビタミンP、ヘスペリジン

性状

ごくうすい黄~黄褐色粉末で、わずかに特異なにおいがある

賞味期限

製造日より36ヶ月

保存条件

1kg:直射日光、高温多湿な場所、過積を避け、室温で保存してください。 10kg:直射日光、高温多湿な場所を避け、室温で保存してください。

製品形態

林原へスぺリジンS_製品形態
1kg アルミラミネート袋入り 10kg ダンボール箱入り(内袋:10kg アルミラミネート袋×1)

規格(抜粋)

総ヘスペレチン配糖体量 *1 85.0%以上
モノグルコシルヘスペリジン量 *2 75.0~85.0%
全ヘスペリジン量 *2 70.0%以上
配糖化率 70.0%以上
pH *3 5.0~7.0
*1:食品添加物公定書「酵素処理ヘスペリジン」による(本品を乾燥したもの) *2:無水物換算 *3:1%水溶液を測定

栄養成分値(100g当たり)

熱量 391kcal
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 97.7g
食塩相当量 0g
(参考値)

特性

溶解性

林原の糖転移酵素技術を用いてへスペリジンにグルコースを転移させた糖転移ヘスペリジンは、水にもアルコールにも高い溶解性を示します。

水100mLに対する溶解量

糖転移へスぺリジン 197g
へスぺリジン 0.002g
※25℃

エタノール溶液100mLへの溶解量

10vol%エタノール 195g
20vol%エタノール 190g
※25℃

耐光性

糖転移ヘスペリジンは、熱や酸によって分解されにくく極めて安定です。また、強い光照射を受けてもほとんど分解されません。

各pHにおける耐光性

林原へスぺリジンS_特性_各pHにおける耐光性

耐熱性

糖転移ヘスペリジンは、熱に対して安定なため、飲料やお菓子、レトルト食品など、あらゆる加工食品にご利用いただけます。

各pHにおける耐熱性

林原へスぺリジンS_特性_各pHにおける耐熱性

吸収性

糖転移ヘスペリジンは、ヘスペリジンに比べて、体内へのヘスペレチンの吸収性が約4倍に向上しています。

ラット血清中へスペレチン抱合体

林原へスぺリジンS_特性_ラット血清中へスペレチン抱合体

利用例

食品全般、飲料、介護食・医療食、健康食品、特定保健用食品、機能性表示食品 etc.