熱や光、酸素の影響を受けにくい!
アミノ酸やコラーゲン、鉄との組み合わせに!


アスコフレッシュ®とは
林原の酵素技術によりアスコルビン酸にグルコースを結合させた安定型ビタミンC です。
熱・光・酸素やアミノ酸・鉄などによる酸化・分解を受けにくいため、従来ビタミンC とは組み合わせにくかった素材とのコラボレーションが可能になります。
摂取すると、小腸の消化酵素により加水分解を受け、ビタミンCとなって体内に吸収され、ビタミンCとしての効果を発揮します。
原材料名表示
食品に使用した場合の原材料名表示です。
【添加物表示】
L-アスコルビン酸2-グルコシド、アスコルビン酸、ビタミンC、V.C
性状
白~帯黄白色の粉末又は結晶性の粉末で、においはなく、酸味がある
賞味期限
製造日より12ヶ月
保存条件
高温多湿な場所を避け、冷暗所で保存してください。
製品形態

10kg 缶入り(10kg ポリ袋×1)
規格(抜粋)
含量 *1 | 98.0%以上 |
---|---|
乾燥減量 | 1.0%以下 |
pH *2 | 1.5~2.0 |
*2:10%水溶液を測定
栄養成分値(100g当たり)
熱量 | 400kcal |
---|---|
たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 100g |
食塩相当量 | 0g |
ビタミンC相当量 | 52g |
特性
水溶液のpH
アスコフレッシュは、同濃度のビタミンCに比べ、水溶液でのpHはやや低くなります。
試料 | 1w/v% | 5w/v% |
---|---|---|
アスコフレッシュ | 2.31 | 1.98 |
ビタミンC | 2.64 | 2.32 |
5w/v%に溶解した水溶液のpHを測定した。
水溶液の着色性
アスコフレッシュの水溶液は弱酸性から中性域において安定性が高く、保存による水溶液の着色が極めて低く抑えられます。
水溶液の着色性(25℃)
水溶液の長期保存安定性
アスコフレッシュの水溶液(弱酸性~中性域)は、長期間保存した場合でも、ビタミンCに比べ高い安定性を示します。
ビタミンC安定性(25℃、24ヶ月)
アスコフレッシュ安定性(25℃、24ヶ月)
金属イオン共存下での安定性
アスコフレッシュは、ビタミンC分子の2位水酸基がグルコース分子で封鎖されているため、酸化・還元性を示しません。そのため、金属イオンの存在する酸化的条件に対しても極めて安定です。
金属イオン共存化での安定性
アミノ酸共存下での安定性
アスコフレッシュはアミノ酸との反応性が低いため、アミノ酸共存下においても着色や分解、臭いの発生が起こりにくく、アミノ酸の安定性にもほとんど影響しません。
各種アミノ酸共存下での色調(40℃、1ヶ月)
メチオニン共存下での臭気成分の生成
メチオナール生成量(40℃、1ヶ月)
鉄共存下での安定性
アスコフレッシュは非還元性であり、3価鉄と組み合わせても安定です。3価鉄は2価鉄に比べ、鉄味を感じにくいため、飲料や食品によく用いられます。3価鉄をビタミンCと組み合わせると、その還元作用により、すぐに強い鉄味をもつ2価鉄となります。アスコフレッシュであれば3価鉄のまま残存します。
鉄強化飲料中のビタミンCおよびアスコフレッシュ安定性(40℃、12週間)
鉄強化飲料中の3価鉄の割合(40℃、12週間)
吸収性
アスコフレッシュは小腸で効率よく加水分解され、通常のビタミンCを摂取したときと同じようにビタミンCとして吸収されます。
血中ビタミンC濃度の経時変化
応用例
タンパク質含有飲料
ビタミンCを配合すると着色しやすいタンパク質含有飲料でもアスコフレッシュなら色や味を損ねません。
乳性飲料の色調変化(40℃、2週間)
コラーゲンドリンクの色調変化(40℃、2週間)
アントシアニン含有食品
フルーツや野菜などに含まれるアントシアニンはビタミンCと併用すると退色することがあります。アスコフレッシュは、アントシアニン色素に影響を与えません。
アントシアニン色素溶液(60℃、3日間)
アントシアニン色素入りヨーグルト(15℃、2000Lx、2週間)
利用例
利用例 | 効果 |
---|---|
食品全般、飲料、介護食・医療食、健康食品、栄養補助食品 etc. | 熱・光・酸素やアミノ酸・鉄などによる酸化・分解を受けにくいため、従来ビタミンC とは組み合わせにくかった素材とのコラボレーションが可能になり、ビタミンCを強化していただけます。 |